サワッディーカップ!!
tad(@tad20160724)です。
今日は、ガチで地方公務員であるtadの給料や休暇などをオープンにします。
想定読者
公務員志望、公務員の若手
前書き
公務員って、実際どれぐらいの給料もらっているんだろう?
残業や休日出勤って、あるの?
残業代はちゃんともらえるの?
公務員はサラリーマンの平均よりは全体的に(給料や休暇、残業時間など)条件はいいよ
地方公務員6年目であるtadの給料表を公開します
※かなり単純化しています…
作者であるtadの情報
大学卒業後、地方銀行員として1年9ヶ月勤務そして27歳で市役所職員となりました。
ぶっちゃけた感じ、平均的なサラリーマンよりちょっとは年収高いかなって、感じですね。
この給料表ですが、大学を卒業しストレート(現役なら23歳)で、公務員になった人は月給手取り1万円ほど少ないと考えてください。当然ボーナスも7~8万円近く少なくなります。
というのも公務員の給料って、年齢加算および職歴加算なるものがあります。
つまり、同期として入庁したとしても、年齢が高い人のほうが給料は高くなります。
また、公務員に転職する前の経歴が給料に反映されます。
具体的には…
- 正規社員であったかどうか
- 前職の業種
- 大学院卒であったどうか
上記はあくまで一例ですが、経歴により年齢が同じ同期であっても給料に多少の差がつきますし、昇級のスピードも変わってきます。
地域手当
そして、忘れてはならないのが、地域手当です。
地域手当とは…
勤務地による生計費の差を調整するために支給される手当。寒冷地手当など。地域給。
(出典:デジタル大辞泉)
上記『人事院勧告』により公務員の給与は決められるのですが、地域手当の格差により同じ地方公務員(国家公務員も同様)という職種でも給与は、かなり変わっています。
地域手当、MAX(20%)なのが、東京23区のいわゆる特別区ですね。
20%を筆頭に下記のとおり段階を設けて、消費者物価指数などの数値を用いて地域間で手当てに差をつけるものです。
20%、16%、15%、12%、10%、6%、3%
基本給に20%を掛けるのと3%を掛けるのでは、給与に大きな差ができますよね。
だから、地方公務員を志望している方は必ず地域手当を確認したうえで、志望する自治体を決めましょう。
国税専門官は、試験段階で地域を選択しなければなりません。この選んだ地域からさらに各自治体で適用されている地域手当に基づいて給与を支給されるわけです。
同じ税務署で働いているのに、特別区内に所在する税務署に勤務する職員は基本給に20%を掛けた給与となり、地方の税務署に勤務する職員は地域手当が3%ならそれだけで、給与に17%の差が生じます。(単純化して考えています)
そんな国税専門官も3年目(4年目だったかも?)になると全国の国税専門官が一堂に会して7ヶ月間の研修を埼玉県の研修施設で研修を受けるわけですが、ここで悲劇が…
なんと、研修受講期間の給与は、各国税専門官が所属している税務署の地域手当をベースに支給されるため、同じ研修を受講しているんも関らず、差が生じてしまうのです。
これが公務員の世界です。理屈の世界です。
地域手当マジで要チェックです。
マジで超大事なのでもう一回添付しますね~。上記リンクを要チェックしてください!!
ちなみに、tadが勤務する自治体の地域手当は、それなりに高い部類なので、公務員の中での給料は高い方です。
住宅手当
だいたい1万円前後でしょうね。基本的に一律の金額を住宅手当として支給されます。
国家公務員は、独身寮があったり、官舎があったりと家賃を安く抑えれるので、なんやかんやで、国家公務員のほうが地方公務員より実質的な収入は高いでしょうね。
市役所と違い転勤があるので、仕方ないです。
配偶者手当、子供手当
配偶者手当は1万円前後、子供手当は一人当たり1万円前後
傾向として、配偶者手当は低くなり、子供手当が高くなる傾向にあります。
有給休暇や残業について
有給休暇の取得や残業時間については、部署によって全く違います。
有給休暇
有給休暇を取りやすい部署は年間30日(年次休暇および夏季休暇)取得している職員がいれば、逆に有給休暇取得日数0日という職員もいます。
週休2日制
民間のブラック企業のように100連勤とかそんなことはありません。
基本、週休2日です。ただ、繁忙期であったり、仕事大好きな職員は休日に闇出勤するということはあります。あくまで例外ですが…
地方自治体は、盆休みはありません(国家公務員はあります)。ただし、夏季休暇が有給休暇とは別個与えられるので、7月~9月は休暇を取得しやいですね。ただし、単発での取得になるため大型連休にはできないケースが多いです。
正月休みは(12月29日~1月3日)
あとは、カレンダー通りの勤務ですね。
残業時間
公務員は、基本サービス残業はありません。
※定時から1時間以内だったら、サービス残業みたいなことはありますが…
残業時間が多い職員だと年間1,000時間というケースがあります。まぁ、その分残業代がたらふく支給されますが…
管理職になれば、管理職手当が支給される代わりに残業代の上限が設定されたり、課長になれば、残業代が一切支給されないなど、デメリットがあり、繁忙期だとヒラ職員のほうが課長より給料が高いなんてこともありえます。
最後に
現在6年目の市役所職員であるtadにとって、公務員は確かに恵まれていると思います。(銀行時代と比較すると顕著です…)
- ストレスが民間時代と比較し少ない
- 給料もそれなりにいい
でも、年を追うごとに公務員もしんどくなってきています。
- 給料の上昇幅が少なくなっている
- 業務量が年々増えている
- 職員は減らされる
- 残業ができない環境になっている
- 少子高齢化に伴い公共の仕事は増加の一途
質、量ともに職員一人一人に求められるものが増えています。そのわりに給料は上がりません。
※民間企業の給料が上がらないので仕方がありませんが…(by人事院勧告)
まだまだ、公務員って恵まれた職種だと思いますが10数年後どうなっているやら…
tadはブラックな職種に公務員はきっとなっていると思います。そんなときどうするべきか…今から公務員といえど考えておくべきでしょうね。
おしまい