サワッディーカップ!!
tadです!!
いやー仕事が忙しく、ブログの更新がなかなかできない今日この頃ですが、しっかりアマゾンプライムで映画を見る時間はありました。
東京難民の内容が、本当にリアル!!
※ネタバレあり
めっちゃおもろいんで、ぜひAmazonPrimeで見てください!!
友人が、借金持ちであるtadに薦めてくれたので、軽い気持ちで見始めたんですが…
食い入るように、見ました…
ウィキペディアを貼り付けしていますが、簡潔に言うたら…
主人公である平凡な大学3年生の修(おさむ)が、父親からの仕送りが途絶えたことで、大学から除籍され、さらに家賃の滞納により賃貸住宅から強制退去された。そこからネットカフェ難民、そして日雇いの土木作業員となり最終的には、河川敷でホームレスになるという超ザックリ言えば、このようなあらすじですが…
21歳の男性が社会からドロップアウトしていく様を描いた映画なんですけど、自分自身が、修のように社会の底辺に落ちていくことも十分にあり得ると感じました。
公務員という身分で定年まで勤めれば人並みの生活を送り、棺桶までいくことができるはずのtadが、なぜ社会の底辺に落ちていくことがあり得るのか!?
その理由は…
①公務員を辞めてタイ移住を真剣に考えているから
②公務員の仕事から受けるストレスに耐えれなく辞めてフリーターになってしまう可能性があるから
③公務員の制度自体が崩壊して早期退職という名の解雇を告げられる可能性があるから
①の理由について
これは、自業自得ですので②、③の理由とは毛色が違いますが、仕事を辞めるということは、社会の底辺に自らダイブするということと隣り合わせだということですよね。そのあたりを分かっているつもりでしたが、「東京難民」を見たことで本当の意味で、社会の底辺に堕ちるというリスクがあるということを分かっていなかったなぁと痛感しました。
無職になりタイに移住して生計を立てるということは、よほどのスキルを持っていないと話にならないということです。そのスキルについては、ざっくりとプログラミングと語学やなぁ〜と思ってましたが、こんな中途半端な気持ちで移住したら嫁に愛想を尽かされ、離婚、そして配偶者ビザが無くなり日本に(強制的に)帰国。そして、帰国後、さぁどうする!!?
どうしようもないですよね。
おそらくそのときはアラフォーです。まともな職なんてないでしょう。だって、公務員の事務経験なんて民間企業では全くと言っていいほど、潰しが効かない経験でしょう。
となれば、社会の底辺にロケットダイブですよね。
理想論を語ることも大事なんですが、重要なことは、現実を知り、己を知ること。そこから具体的にどのような戦略を練って理想に向けて突き進んで行くか。これらを「自分の頭で考える」!!これが大事!!
「東京難民」の登場人物のなかで、搾取される側を見て感じたことは、自分の頭で考えず、その場の感覚だけで動き、結局、ボロ雑巾のように使われて、使いもんにならなければポイッと捨てられるということです。この負のスパイラルにハマるといずれは、社会の底辺に辿り着くんでしょうね。
搾取されないためには「与えられた仕事」をするのでなく、「仕事を自分で作り上げていく」。つまり、与えられた仕事とは、仕事ではなく「作業」であり、自分で作り上げた仕事が、いわゆる「仕事」なんでしょうね。
仕事から報酬を得ることって、誰かに対して何らかの「価値」を提供することに他ならないんですよね。その「価値」を自分で生み出すには、自分で「考える」しかないんです。
タイに移住して成功するためには、自分自身が作り出した仕事から「価値」を生み出し、タイという社会にその「価値」を提供しなければなりません。そのための最低限の道具として、プログラミングと語学が必要だとtadは考えています。この2点を習得する過程で、つまずくならタイ移住なんて理想論を語るべきではないんだと、今回感じましたね〜
②の理由について
公務員への風当たりが強くなっていることや、仕事内容が複雑になっていること、モンスター住民からの苦情(もはや脅迫)等で、心を壊してしまう職員が公務員を辞めてしまうということが、年間10件程度あります。まだまだぬるいと思われる現在で、このザマですから、今後、心の病が原因で退職する人は増加の一途を辿るでしょう。ストレス耐性のないtadにとっても他人事ではないです…
当然、心を壊して鬱状態になれば仕事もできないので、社会の底辺に落ちちゃうでしょうね。
③の理由について
公務員という安定した身分であっても、グローバルな世界で変化のスピードが早すぎる現代社会で「安定」なんて言葉は、ない!!!と考えて生きていかなければならないでしょうね。
そういう意味では、③の理由で、使い物にならない公務員が淘汰され社会の底辺に落ちていくことはあり得るでしょうね。(tadも他人事ではございませんが…)
結局、世の中「お金」
「東京難民」の難民とは、格差社会の底辺で生活を余儀なくされている人々をいうんですが、突き詰めれば「お金」を持っていない人のことなんでしょうね。
「お金なくても、毎日幸せなら云々」みたいなことを言ってる人が時々いますが、この「東京難民」を見たら、そんなぬるい発言をすることが、いかに愚かなことかを理解するんだと思います。※本当の愚者は、それでもなお自分の信念(?)を曲げないのかもしれませんが…
お金を得るためには、労働力を売って(※仕事ではなく作業して)雇用主である企業から給料をもらうか、もしくは自分自身で社会のためになる何かしらの価値を生み出し、それにより収入を得るか。基本的には収入を得るにはこの2通りになると思いますが、今後近い将来、社会が劇的に変化し、労働者が企業に勤めるというシステムが無くなったら…作業員こと労働者である大多数の人間は淘汰されるというスーパー格差社会が到来すると思います。
このような社会が到来したときに底辺の階級でただただ、家畜のような奴隷的な人生を送らないためには…
価値を生み出せる人間にならなければならない。その価値を生み出すために常に自分の頭で考え続けなければならない。
とまぁ、「東京難民」を見て感じた事を述べさせていただきました。
おしまい